マイブックのできるまで

 

Ⅰ.ハーベスト出版がご一緒につくります

ハーベスト出版は、山陰の出版社として地方の歴史・文化・自然・生活などをテーマに約20年間営業を続けております。株式会社谷口印刷の出版部門です。株式会社谷口印刷は、DTPから印刷、製本まですべて自社で行っていますので、担当者は印刷についても詳しい知識をもっています。
個人出版は、ただ本をつくるだけではなくて、流通や体裁、編集などさまざまな専門的な知識と経験が必要です。そこでまず十分にお客様とご相談のうえ、価格も含めて最適な方法をご提案いたします。
はじめにぜひご相談ください。

Ⅱ.制作工程~執筆から配本まで~


 

Ⅲ.まずは原稿作りから

本づくり、あるいは出版流通をお考えの場合、まだ原稿ができあがっていない段階でもかまいません、お気軽にご相談ください、弊社の担当者がお話を伺います。本の内容、費用、制作期間、本の仕様、流通の方法など、どんな制作方法が最適なのか、予算はどれぐらい必要なのか、ご相談しながら進めていきましょう。場合によってはライター、カメラマン、イラストレーターなどの外部スタッフを使うこともできます。

<編集について>
原稿がひととおりできたら、査読の上、編集を行います。これも本の内容と目的、仕様などによってどの程度の編集作業が必要であるかはさまざまです。

1.内容の確認、加筆、修正
文章は読みやすく書かれているか、書かれている内容に間違いがないか、著作権等の問題はないか、差別用語等はどうか、などをチェックします。

2.用字用語の統一・複雑な用語の統一
同一出版物上で語句の漢字・ひらがな・数字表記などを統一する作業です。また、難解な漢字に関しては横にルビが必要かどうか、ですます調なのか、である調か、語尾の統一なども行います。

<入稿から印刷・製本まで>
原稿ができあがったら、仕様を確認し、デザインや印刷作業に入ります。印刷作業での一般的な工程は次のとおりです。弊社では基本的にすべての印刷工程を社内で行います。

DTP
組版のことで、原稿をもとにコンピュータを使って画面上でページをつくっていきます。ひととおりできたら、文字やレイアウトを確認する校正を行います。著者の方にも見ていただき、何度かの校正後、印刷工程に回します。これを下版といいます。

*PDF/X-1aとPDF/X-4について
PDF/Xとは、印刷上のトラブルの原因となるカラー、フォント、配置画像などの諸設定の運用を制限し、円滑な印刷工程を実現するもので、印刷会社へ入稿する際の統一フォーマットとして認定されたフォーマットの一つで、「PDF/X-1a」「PDF/X-3」「PDF/X-4」などがあります。しかし、PDF/X準拠であったとしても製版工程や印刷工程では注意すべき点が多々あります。PDF変換前と後に仕上がりの確認をしていないと、間違った印刷物が仕上がる可能性がありますので、校正等で確認が必要です。

*WordからPDFに保存する(OFFICE2013の場合)

  1. PDFに変換したいWordファイルを開く
  2. 名前を付けて保存をクリック
  3. ファイルの種類をPDFに選択し、最適化は標準を選択
  4. オプションをクリックして、ISO19005-1に準拠にチェックを入れる(これによりフォントが埋め込みされます)
  5. 保存ボタンをクリック
*注意/PDFには適さない制作内容、印刷に適さないPDFがあります。必ず校正でチェックしてください。


刷版
印刷用の版を出力します。デジタルデータをCTPという機械に送り、自動的に刷版が完成します。

印刷
この刷版を印刷機に取り付けて印刷します。

製本
製本はあらかじめ決定した方法で行いますが、通常、並製本(表紙が柔らかい)、または上製本(表紙が固い)が一般的です。

<流通について>
あらかじめご相談した方法で流通ルートに流します。次のような方法があります(ネット販売は別途ご相談ください)。

1.企画出版
ハーベスト出版の発行物として制作し、全国の有名書店・ネット書店等で流通します。著者には一定の印税をお支払いします。

2.協力出版
ハーベスト出版の発行物として制作し、全国の有名書店・ネット書店等で流通しますが、必要な販売数が見込めない場合、制作費の一部、著書の買取など、制作費の一部のご負担をお願いします。印税のお支払いはケースバイケースです。

3.販売協力
出版物の発行者は著者となりますが、流通・販売をハーベスト出版が代行して行います。この際、流通マージンと弊社の取扱手数料等を差し引き、一定の期間経過後に清算いたします。「ハーベストブックス」が発行者となって流通する場合(書店販売タイプ)もこのカテゴリに入ります。

4.個人出版(マイブックタイプ)
全額著者のご負担で制作いたします。流通についてのご希望がある場合は、ご相談に応じます。店頭に並ぶかどうかは書店側の判断もありますので、事前に担当者とよくご相談ください。

Ⅳ.よくある問合せ(FAQ)

◆制作費用はいくらかかるの?
つくり方(仕様と制作過程)によって様々ですが、原稿ができていれば並製本で50万円~100万円、上製本で70万円~150万円が平均的です。少部数でオンデマンドで制作する場合には、10万円ぐらいから可能です。

[オンデマンド印刷&製本のみの料金のめやす]
<条件>PDF/X-1aデータ入稿、A4/モノクロ/無線綴じ製本
(*料金にはオンデマンド本文印刷、製本料金を含みます。本文DTP料金、表紙料金、用紙代は含みません)
■100Pの場合
(10部)    16,000円
(50部)    36,000円
(100部)  61,000円
(200部) 111,000円
■200Pの場合
(10部)    25,500円
(50部)    63,500円
(100部) 111,000円
(200部) 206,000円

◆ほんの少しの部数でいいんだけど?
1部でもオンデマンド印刷で作れます。カラー用とモノクロ用と両方の機械がありますので、カラーの表紙カバーつきの本格的な書籍でも大丈夫です。

◆自分でwordで組版しましたが?
紙に出力して、ご相談ください。いくつかチェックする事項がありますが、ノンブルも入って、ページアップが完全にできていれば組版(DTP)代を節約することができます。

◆制作期間は?
編集作業、校正作業の程度によって制作期間は大きく違います。原稿ができていて、通常であれば2~3か月程度で完成します。

◆データはどんな形式で入稿すればいいの?
PDF/X-1aまたはPDF/X-4を推奨しています。間違いが少なく、料金もお安くつくれます。なお、連続した全ページをひとつのフォルダに入れてご入稿ください。

◆自費出版物を書店で販売したい?
ご相談に応じます。書店に並ぶかどうかは、本の内容を考慮して書店側の判断によりますが、お客様のご意向をうかがって条件等について交渉することができます。

◆どんなジャンルの本が得意?
弊社はこの山陰(出雲地域)にある数少ない地方出版社として長年営業しています。歴史、文化、民俗などの分野は得意ですが、どんなジャンルでもつくります。本の内容によって体裁やデザイン、仕様を考える必要がありますから、見本を参考にしながらご一緒にご相談しましょう。

◆電子ブックをつくりたい
印刷物の本のデータを元にして電子ブックをつくることができます。電子ブックは、パソコン上で紙の本のようにパラパラめくることができます。ご希望のホームページに掲載して、web上で多くの方に読んでいただくことができます。ホームページへの掲載は基本的にお客様で行っていただきます。

 

 

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